珍品?!アバルト695のインテークマニホールド
先日のアバルト695SSに搭載されているエンジンは、一風変わったインマニ付き。
普通このテのエンジンのウェーバー用インマニの場合、キャブはエンジンの左側に付くのだがこのマニホールドの場合は通常とは反対側の右。タペットカバーと一体にすることによってマニホールドを暖め、混合気の霧化促進を狙ったものらしい。確かに空冷だと105系ロメオのようにインマニとウォータージャケットを一体化するっちゅうワザは使えんもんなぁ・・・。
聞くところによるとこのタペットカバー一体型のインテークマニホールド、その昔アバルト社がひっくり返る直前の僅かな期間にホンの少数だけリリースされた部品ということで、アバルトマニアの方々にとっては大変な貴重品だそう・・・。確かに手前から見て一番目立つ部分には誇らしげに「ABARTH」の浮き文字が。
とはいえ全くのドシロートの28番車の場合、教えられて初めて「あっ!?そう言えば確かに変わったカッコしてますねぇ。」と気付く程度だったのは言うまでもなし。それはともかく、実際の効果のホドはさておいても、往時のアバルトで働く技術者達の高性能化にかける「執念」みたいなモンがヒシヒシと伝わってくる逸品ではアリマス。
Comments