ナゼに350cc?
先日タマタマ排気量350ccのバイクを見せていただいた折にフト思い出した、以前からずっと疑問に思っていたコト・・・というのはバイクのGPレースのクラス区分。小排気量から順に125cc→250cc→500ccとある現行のクラスに加え、以前は250と500の間に「350ccクラス」があったのはよく知られるところ、ただフツーに考えて250と500の中間を取るならこの前後両排気量の平均値である、(250+500)÷2=375cc・・・つまり
125+125=250
250+125=375
375+125=500
という具合に、その差125ccづつ等間隔で増えていく並びで「375ccクラス」になってもいいハズなのに、ナゼに一見中途半端な「350」なのか???という素朴な疑問。
実はコレ、上記のような等間隔ではなく、125ccの2倍が250cc、250ccの同じく2倍が500ccと「等倍率」の並びで考えるのだそうで、さすれば倍率×2の丁度半分は「×√2」になるわけで、そう考えると・・・
250×√2=353.55・・・≒350
350×√2=494.97・・・≒500
ということになり、250ccと500ccの丁度中間は確かに350ccクラスになるというワケ。
実際さらに昔には125ccと250ccの中間に175ccクラスというのもあったそうで、これも(125+250)÷2=187.5ではなく、
125×√2=176.77・・・≒175
175×√2=247.48・・・≒250
ということなんだそう・・・ナルホド納得。
以上、少し前に読んだ文献からのまんま受け売り情報デシタ!!
Comments
気にもしなかったですが、知りませんでした!
Posted by: おかんの頭の頭 | August 20, 2009 11:54 AM
私も ず~っと疑問に思ってただけに
わだかまりが氷塊したようで スッキリしました!
これと同じく難解なのが カメラレンズの絞りのF値ですが
これも√2を基準にしてますね。
納得話し ありがとです。
Posted by: lancista | August 20, 2009 12:35 PM
なるほど。
一次元的な「和」じゃなくて二次元的な「積」の考え方なんですね。
正方形を対角線上に拡大していく感覚かな?
でもこれってやはり東洋的発想ではないように思えますねぇ。 なんか違和感あります。
それにしても最近黄色いヤツの露出が多くて、しかもみなさんいろいろコメントくださって、嬉しいやら恥ずかしいやら・・笑)
Posted by: 白猫#35 | August 20, 2009 10:03 PM
おかんの頭の頭様
自分も特に気になって仕方がなかったワケではないのですが、タマタマ納得いく文献に遭遇しましたもので、話のネタぐらいにはなるかなと・・・。
lancista様
このスッキリ感をどなたかと分かち合いたい!との想いが通じましたようでウレシイっす!
確かカメラの場合は倍率によるレンズ径と焦点距離の関係で同じような並びになるんですよね、内燃機関のボア&ストロークと相通ずる考え方なのカモ。
白猫#35様
単純に考えて数直線上に等間隔に並べますよね?フツー。どっちが理にかなっているか?コレは最早思想の問題なのやもしれません・・・なんてお話のネタが拡がるのもチョット珍しいバイクの効能のひとつということで・・・度々のご登場、ご容赦クダサレ・・・。
Posted by: 28ばん | August 21, 2009 08:54 AM