チョップドトップ・ミニ
先日訪れた筑波サーキット内の駐車場で見かけた「チョップドトップ・ミニ」(↑)
タマタマすぐ近くに同じカラーリングのクラシックミニ(↓)も駐車されており、思わず比較対象写真風にパチリ。こんな具合にピラーをバッサリ切り取って屋根を低くしてしまうという一見荒唐無稽にも思える改造方法も、改めて現物を目の当たりにしてみると、パッと思いつくだけでも
①前面投影面積の減少による空力性能の向上
②ボディ開口部面積の減少による剛性アップ
③ガラス面積の減少による軽量化
④車輌全体の低重心化によるコーナリング性能の向上
などなど・・そのちょっとユーモラスな外観とはウラハラに数々のメリットが考えられ、こんな「コロンブスの卵」的な手法を最初に考えた先人の発想の豊かさに、またそんなムリヤリな姿でさえ絵になってしまうというクラシック・ミニ独特のキャラクターにも改めて感じ入ったような次第・・・。
ただ座高の高いドライバーには少しばかりキュウクツやもしれませんが・・・。
Comments
凄いチョップ加減ですね。
ドライバーはフォーミュラ並みに寝そべってるのかな? 笑)
ミニには他にもすべての外装パーツを3/4サイズで作った車もあります。
通常版と並べないとわからないぐらい良くできてます。
重さが3/4で同じエンジンなら、かなり強力でしょうね。
もしかしてヴェローチェもチョップ??
Posted by: 白猫#35 | October 13, 2010 12:33 PM
これ、Rob Walkerというイギリスのレーシングチームが作っていた、ロブ・ウォーカー ミニっていう奴ですよね。
http://members.multimania.co.uk/ppjracing/minisprintracer/msrrw.htm
やはり全面投影面積低減による、空力性能向上が狙いだったみたいです。
Posted by: onboro ALFA | October 13, 2010 10:39 PM
白猫#35様
通りすがりだったので室内までは覗き込めなかったんですが、恐らく何らかの工夫はされているかと・・・それにしても3/4というのもスゴイ発想ですね!
ヴェローチェのチョップはサスガに想像がつきませんが、ロメオでいえばTZ1→TZ2なんてチョットそんな感じしません?屋根の切り方一つとってもお国柄が・・・なんてのは考えすぎでしょうか?
onboro ALFA様
なるほど!ナカナカに由緒正しきイデタチだったワケですね。確かに風の抵抗というのは馬鹿にできません。ここ最近のママチャリ通勤で特に身をもって実感しております・・・。
Posted by: 28ばん | October 14, 2010 05:40 AM